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コロナ渦で散々だった2020年も終わろうとしています。巣ごもりに明け暮れましたが綱渡り的(?)なタイミングでチョコチョコと短い旅もしましたので私的には旅の思い出も作れてまあまあな年でした。
この時期はいつもならあちこちで第九のコンサートが開かれていましたが、せっかくベートーベン生誕250年という節目の年なのに軒並み中止かリモート公演になり残念でした。外出もしないので年の瀬の雰囲気に浸ろうとこのところ毎日我が家にある2枚の「第九」のCDを聴き比べています。一枚はクラウディオ・アバド指揮ベルリンフィルの2000年録音盤。もう一枚はシリーズで買っているリッカルド・シャイー指揮ライプツィヒ・ゲンバントハウス管弦楽団で2008年録音盤です。アバドは正攻法で端正な演奏。シャイーはエネルギッシュで音も良い。疾風怒涛の演奏がお好きな方はこちらかも。どちらも甲乙つけがたいのですが、印象としては演奏はアバド、音響はシャイーに軍配が上がります。第九といえば第4楽章の「合唱・歓喜の歌」が有名ですが、第一楽章からじっくり聴き込むとこの交響曲の骨太で壮大な構成と力強さがよく分かります。
少々へそ曲がりの気があるシロフクロウさんは巷に第九があふれている時は見向きもせず「第7」ばかり聴いていましたね。
さて泣いても笑ってもあと一日+です。皆様どうぞお身体に気を付けてよい年をお迎えください。
*クリスタルのスノードームはスイス製のマッターホルンです。実家から持ってきた品ですが全く開封していなくて今年クリスマスに初めて取り出しました。
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